台北の中正記念堂で毎日行われる衛兵交代式は、台湾を訪問する観光客の必見のイベントでしたが、7月15日から変わるようです。
衛兵交代式は1年365日、9:00~17:00まで1時間おきに行われていたもので、衛兵はロボットのように歩いて所定の場所に向かい、交代した後は微動だにせず立ち続けるものです。チームは陸・海・空の3軍から選抜された兵士たちで構成されており、服の色を見ると陸・海・空の別が分かるそうです。
44年間続いていたものが、過去の歴史となるようですが、ニュースを見る限り全く無くなってしまうわけでもないようです。
今までは中正記念堂の中に安置されている蒋介石の銅像の前で行われていた衛兵交代式でしたが、今後は建物の外を巡回し、そこで交代が行われるようです。
儀式を変える理由が今ひとつハッキリしませんが、どうやら「蒋介石への個人崇拝はまずかろう」ということで、銅像の傍で警備・交代する事を避ける配慮のようです。
私個人の感覚では、「超巨大で権威の殿堂のような中正記念堂の存在自体が問題」であり、建物の外でやっても意味合いは何ら変わらないという気がします。コストもかかることだし、いっそのことスッパリ止めてしまうのも一案です。
ネットで拾ってきた儀式全体がわかる動画を貼り付けておきますね。ちなみに服が青色なのでこの時は空軍のメンバーが担当していたみたい。
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