台湾の新しいパスポートのデザインが発表されました。

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左が現状のパスポートで、右が来年1月から発行される新しいデザインです。

台湾の英文名称は「Republic of China」 で中文の正式名称は「中華民国」です。それらを変えるわけではありませんが、文字のサイズと配置が見直されています。

海外で台湾人が中国人と間違われるケースがあるものの、パスポートを提示しても「Republic of Chinaだから、やっぱり中国には変わりないですよね」と反応されてしまう不具合が頻発したからなのか、大きく書かれていた「Republic of China」の文字のフォントを思いっきり小さくして、更に丸い国のマークの円周に散りばめられました。極小の文字がデザインの一部として溶け込んでしまっており、一見では読みにくいものとなっています。

一方で「TAIWAN」のフォントは拡大され、更に「PASSPORT」の文字と続けて記載された為に、一目で台湾人のパスポートとわかるデザインとなっています。漢字の正式名称の「中華民国」の表記は変わりませんが、所詮漢字が理解できない外国人の目には「TAIWAN PASSPORT」としか読めないので、誤解は解消されるものと思われます。グッドジョブですね。 加油台湾!!

台湾が世界中にマスクを寄付した時に、それら貨物を空輸したのが「中華航空 China Airlines」だったので、「中国が寄付していると誤解されるんじゃないの?」と心配された事もあり、ついでにそちらの名称も何とかして欲しいですが、会社名の変更には莫大なお金がかかるそうで長年に渡って話題にはなるものの残念ながら実現していません。

それでは以下の民視新聞の動画をご覧ください。