今回も林志玲に関連する話題をご紹介します。

披露宴のメニューは守秘協定があったようで公開されていませんでしたが、ついにホテル側が記者会見を開きました。2つのニュースから内容を整理してご紹介します。


1.台湾に日本の要素も加えていますが、大半は台南式の料理でした。それも「府城名門望族的私房手路菜,阿舍宴料理伝統的な台南の名家の特別なメニュー。阿舎宴席料理)」です。パッと見ただけでも台南を感じる内容に、台南ファンとしては嬉しい限りですね。

阿舍宴料理」なんて初めて聞いた言葉なので少し調べてみました。

「阿舍」是台灣發展初期一般大眾對於富貴人家的稱呼,尤其是指出身自台南府城的仕紳望族。「阿舍菜」也就是這些有錢人家家裡面吃的菜,但它可不是一般人認知的家常菜而已,非富即貴的人家都雇有專屬的私廚,這些廚藝過人的師傅們會為主人家選用珍貴的食材、用盡心思烹煮出調味精緻、做工繁複且耗日費時的私房手路菜。


内容を要約すると、

300年ほど前の台南では「金持ち」の名門・名家を「阿舎」と呼んだそうです。「阿舎菜」とはそんな名家で食べられていた料理ですが、当然一般庶民の家庭のものとは違い、専属の調理師が高級な食材を使い、時間をかけ丁寧に仕上げた料理なのです。


2.宴席で準備されたメニューは志玲のお父さんが書いたもので、「良平愛志玲(良平は志玲を愛す)」と韻を踏んでいました。

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3.記者会見で一番力を入れて説明されていた料理は「府城布袋鶏」でした。

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鶏一羽丸ごとの外見ですが、実は頭や羽根等の外観を崩さないように細心の注意を払って中の肉や骨は取り除かれて、白菜・日本の貝柱・蟹肉等を詰めて縫合されたものです。この料理を作るのには2日間の時間がかかるし、皮が破れたりして失敗する確率も高い料理だそうです。

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全然関係ありませんが、台南でロケされた映画「祝宴シェフ」にも似たような鶏の料理があったので、ふと見たくなりました。




今回のメニューは「志玲宴」と呼ばれています。「台南プレイスホテルに行けば志玲宴が食べれますか?」との質問に対してホテルの責任者は「特別な食材があるので、完全に同じものは無理」と答えていました。


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上のような料理なら、台南で「香腸熟肉」と呼ばれるジャンルのお店に入れば、目で見て指先オーダーで食べれそうなので試してみて下さいね。



この料理は台湾と日本が詰まっています。
 
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日本代表は真ん中の列の左端の「鰻かば焼き」と一番手前の「焼き餃子」だそうです。台湾代表は真ん中の列の右の二つで、「ワッコイ」と「肉圓」です。

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「愛的三重奏」と命名された以下の料理にも日本が登場します。ボストンクラブは別として、日本のアワビと静岡産の和牛です。「A5(エ~ウゥ)」と言われても我々日本人は一部の専門家以外ではピンときませんが、台湾で和牛は高級品の象徴であり、特にその最高グレードのA5は多くの台湾人に認識されています。

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カクテルには新郎の出身地である静岡の抹茶を入れたビールも出されたようですね。

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それでは今回の情報源である以下のニュース動画もご覧ください。