「即新聞」で2019年上半期のインスタントラーメンのランキングに関する記事がありましたのでご紹介します。

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台湾のスーパー(全聯、家楽福、愛買)で売れているインスタントラーメンのランキングは以下の通りでした。

(全聯)
 
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(家楽福:カルフール)

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(愛買)

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最近の台湾は、質にこだわった高価な「乾麺(台湾混ぜ麺)」がブームの印象がありましたが、今回のランキングを見る限り、それは単に目につく現象でしかなく、実際に売れているのは「昔からある安い定番のラーメン」が強い事がわかりました。台湾の人はインスタントラーメンに関しては意外に保守的なんですね。


3つのスーパーともに1位は同じで、「統一肉燥風味包麵」で、日本で言えば、「サッポロ一番」のような存在かも知れません。
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メーカーのHPによれば、

「便以台南傳統麵食為發想,於1971年研發團隊開發出「統一麵」,以附加獨特肉燥風味油包,並且推出速食麵電視廣告,上市後果真一鳴驚人,也主導台灣往後數十年速食麵市場(台南の伝統的な麺の発想で、1971年に研究開発チームが開発した「統一麺」には、独特な肉そぼろの風味のオイルが付属しています。テレビCMも流し、発売後は大人気となり、以後は数十年に渡って台湾のインスタントラーメン市場をリードしています。)


ちなみに台湾のインスタントラーメンは、日本と違って同じブランドの商品で、「袋麺」と「カップ麺」の両方があります。日清のカップヌードルに袋麺があるようなもので、個人的には日本のメーカーも真似して欲しい気もします。





もう一つ私が注目したのは、「科學麵」です。これも昔からあるラーメンで、煮て食べるのではなく、お菓子のようにそのまま食べるので、日本で言えば「ベビースターラーメン」のような存在です。

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wikipediaの解説では、

科學麵,由台灣統一企業推出的速食麵品牌,1987年科學小飛俠重播後,臺灣食品大廠統一企業模仿王子麵,出產相同類型的科學麵.。類似味王推出的王子麵,不需要沖泡,以乾吃方式為主。 」


これも「統一」の製品で、名前の由来は、1987年に放送された日本のアニメ「科學小飛俠(科学戦隊ガッチャマン)」だそうです。ライバル会社の味一の「王子麺」に似せて作られたものらしい。



たまたま日本人が紹介している動画を見つけたので貼り付けておきます。
彼は「美味しい!」と言ってますが、私的には?の味です・・・






それでは即新聞の動画もご覧ください。