総統選挙に民進党から出馬することを目指している頼清徳元行政院長は日本を訪問しました。それに関して日本側でどのように報道されているかにつき台湾のマスコミが注目しています。台湾での報道内容について以下の通りご紹介します。

1.訪日の最終日、台湾メディアとの朝食会、日本メディアとの朝食会が其々開催された。日本のメディアは、民進党が将来政権を失うのではないかと心配しており、頼清徳元行政院長が主張する「務實台獨(実務的な台湾独立)」に大変興味を持っている。



2.日本の多くの全国紙は朝食会に参加しているが、読売新聞は頼清徳元行政院長とのインタビューを既に発表。
https://www.ytv.co.jp/press/international/34434.html

読売新聞によれば、頼清徳元院長は実務的な台湾独立主義者であり、独立宣言は無いにしても台湾には自立の必要はあると考えていると説明。
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3.頼清徳元院長の発言。
「因為現在講台獨2個字,或台灣獨立4個字,台灣已經是主權獨立的國家,反而是主張統一的候選人,在這場選戰會失去人民的支持,也會失去國際社會的支持。(今語られている台独という2文字にしても、台湾独立の4文字にしても、いずれも文字に過ぎない。台湾は既に独立した主権を持つ国家であるので、台湾と中国の統一を主張する候補者は、今回の選挙で民衆の支持を失うでしょう。また国際社会の指示も失うでしょう)」

4.今回の訪日では、3名の元首相、30数名の衆参議員、7名の自民党青年局長等と面会。但し、過去の総統候補者の訪日時とは違い非公開で行われた。

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以下のTVBS新聞の動画をご覧ください。