今朝の一面記事は「瑪莉亞颱風(台風マリア)」関連でした。


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タイトルは「颱風假雙北 鬧分裂(台風による休暇措置、台北と新北で分裂)」でした。それでは少し内容を見てみましょう。

1.台北市・基隆市・新北市では、昨日(7/10)は午後4時に「停班停課(会社も学校も休み)」が決定されました。その時間なら、普通は会社や学校にいるので、急遽一斉に帰宅することになり交通機関は大混乱となりました。

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2.次は、「今日(7/11)が休暇になるのかどうか」の決定が注目されました。北北基(台北・新北・基隆)は、夜の8時に同時に発表する予定でしたが、時間が来ても発表がありませんでした。

どうやら台北は本日の風力が「休暇にする基準」に達していないと理解しており、基隆も同じ考えでした。一方、新北市のエリアは広い為、比較的多くの地域が基準に達しているとの事情があり、共同認識を作りたくても「喬不攏(折り合いがつかない)」という事情があったようです。

夜9時になって新北市が7/11の休暇を発表しましたが、台北市は「夜10時に気象局と再度確認する」とコメント。し、夜10時に7/11は休暇にしないことを決定しました。

台北市長の柯文哲の決定は、ちまたでは「政治豪賭(政治的な大博打)」とも囁かれており、ネット上では、「賭對了就是神!賭錯了,年底就出局(賭けが当たれば神になるし、外れれば年末の選挙でアウトさ)」と議論が起こっています。


昨夜の台北は徐々に雨が強くなり、台北駅周辺のお店も早めに店じまいでした。

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午後4時に休暇が発表され、多くの人が帰宅するために混雑した地下鉄も、夜も9時になると誰もいなくなりました。

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今日(7/11)については、新北市は休暇、台北市・基隆市は通常通りとなりました。この3地域は隣接しており、居住地と会社・学校が違う場所であることも多く、以下の3種類に該当する人が休暇となります。

1.居住地が「台風休暇」の地域の人
2.会社・学校が「台風休暇」の地域にある人
3.通勤・通学が「台風休暇」の地域を通る人

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