ブルキナファソとの断交のニュースに、野党である国民党が噛みついています。

国民党の記者会見の場面ですが、壁には何だか凄い事が書かれていますね。

「無能政府」「独裁総統」
「外交の崩壊の危機に面している。総統には国情報告を要請する」

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私は別に民進党のシンパなわけではありませんが、国が危機に面している時に、チャンス到来とばかりに対抗政党を攻めるだけの国民党も如何なものかと思います。

陳水扁政権、馬英九政権、蔡政権の国交ある国数の資料を作成して、国民党(馬英九政権)の時代が多かった事を強調しているようですが、政治全般で国民の信頼を失ったから民進党政権に変わったという事実を都合よく忘れているようです。日本のどこかの政党のように、ブーメラン発言にも気を付けたほうが良さそうです。

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但し、蔡総統の2年間で、4か国も断交しており、うち2か国は1カ月以内という事で、少し異常事態であることも確かです。

国民党の説明によれば、パラオ、ガテマラ、ホンジュラスの3か国も不穏な動きをしており、「雪崩式斷交(雪崩式断交)」の危険性もあり、このまま行けば、今年年末までには18か国から更に15か国まで減少してしまうかも知れません。

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最大の原因は、中国の積極攻勢であることは間違いありませんが、中国は「台湾は中国の一省に過ぎない」との原則を強要しており、台湾としては受けれるはずない条件なので、歩み寄りは困難です。

文句言うのも良いですが、具体的に解決できる名案を提案し、一緒になって問題解決に向けてアクションして欲しいと切に願います。

それでは東森新聞の動画をご覧ください。