今回は金正恩の電撃的な北京訪問関連の話題です。北朝鮮が公開した関連動画から中国側が準備した「贈答品」等を紹介しています。

動画には「人の背丈より高い花瓶」、「陶器類」、「茶器」等々の贈答品を会場に並べて、習近平が金正恩に一つ一つ紹介する場面が映されていました。

金正恩は非常に満足な表情です。北朝鮮には、各国首脳から贈られたお土産物を「誇示するように並べている」ような博物館もあると聞いたことあるので、「こりゃハッタリの効いた良いものを貰ったな。自慢する為にまた展示しよう」と金正恩は思っていたのかも知れません。

その他で注目されたのが、宴席で準備されたお酒「マオタイ」です。これはアメリカのニクソン大統領が1972年に電撃的に北京訪問して毛沢東や周恩来と宴会した時に出されたお酒として一躍世界的に有名になったものです。私が中国に留学した80年代は、高級酒でしたが私達でも買える位の価格でしたので何度も買って飲んでいました。但し、今では投資対象となる位の高値になり二度と買えない高根の花となってしまいました。

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マオタイにも色々と等級があり、金正恩用に今回準備されたものは当然最高級品であり、台湾のニュースによると1本で576万台湾元(約2100万円)もするとの事です。台湾の若者の低賃金は社会問題となっていますが、その代名詞の月給22K(2.2万台湾元)の若者なら、「飲まず食わずで21年間働いてようやく飲める位の価格」になる計算ですね。

何とも信じられないような価格です。私ならこの1/10000の価格になって、ようやく買えそうなレベルです。
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もう一点指摘されていたのが、「習近平がメガネをかけている」映像です。これは珍しいそうですね。

この場面には前回ご紹介した北朝鮮の美人通訳もバッチリ映っています。

http://higashi2005.dreamlog.jp/archives/52211894.html

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それでは中視新聞の動画をご覧ください。確か前回の美人通訳のニュースも中視新聞でしたから、ここは中国ネタが好きな会社なんですかね。