今朝の一面です。球界で天才投手と呼ばれる台湾の一人の野球選手が引退を発表しました。






１．「曹錦輝」は高校時代から先発投手として活躍し、1999年にアメリカのメージャーリーグの落磯(コロラドロッキーズ）と結んだ契約金額は、台湾野球史上最高で220万ドルでした。2001年に右ひじの手術を受けた後で復活し、2003年にメジャーで初登板しました。これは台湾人初のメジャー登板であり、初勝利の記録です。更に彼はこの年に台湾人初のメジャーリーグでの安打も記録しました。

２．2004年、2005年のシーズンは彼の肘の負担を軽減するために、球団は彼を先発投手から「終結者（クローザー：なるほどねえ初めて見ました、この単語）」に変更。但し、右肩も故障し、ローキーズから放出されました。

３．2007年には道奇(ドジャース）とマイナー契約するも、その後メジャーに昇格することに成功した。2008年には皇家(ロイヤルズ）に移籍。その後台湾球界に転出。2009年には台湾の「兄弟象」に入団し、話題の人物となり、キャスターの韓佩穎との恋愛が週刊誌を賑わした。

４．2009年には、野球賭博の胴元から「性招待」を受けた嫌疑で、いわゆる「黑象事件」に巻き込まれる。彼は「打假球（八百長試合）」を了承していたが、結局試合は台風の為に延期となったために、最終的に不起訴処分となるも、台湾球界からは永久追放処分を受けた。





５．その後、故郷の花蓮に戻り、同じく「黑象事件」に巻き込まれた陳致遠と「燒烤店(串焼屋）」を開店したり、当時のガールフレンドと「牛肉麵店」を開店したりした。2014年には、そのガールフレンドと金銭上のもめ事が発生。
彼は、「獲得上帝啟發，才重回球場。（神の啓示を受けた。球界に戻る）」として自主練習を開始し、年末には150キロの球速を記録した。





６．2015年、2016年は道奇(ドジャース）とマイナー契約し、メジャーにも昇格した。

７．去年した手術から今年は復帰し、球速も150キロ以上を記録するも、メジャーと契約は出来ず。独立リーグに移り、クローサーとして活躍するも今回突然の引退発表。