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台湾大学の校内で30年以上営業していた有名な「姊妹花雞排」は今日から正式に休業となりました。昨日は最終日で朝7時前から行列が出来、ある卒業生は最後の「姊妹花雞排(姉妹チキンカツ)」を食べる為に休暇を取ってやってきたそうです。5時前には全て売り切れてしまい、食べれなかった人達は大変残念がっていました。

台湾大学によると、「姊妹花雞排」の看板は学校の歴史館に収蔵され台湾大学生の美味しい記憶として永遠に残される予定です。

休業の噂が伝わって以来、毎日台湾大学生、卒業生、民衆が行列し、先週には行列がMRTの駅まで続くほどでした。台北市は連続3日間 38度を超えるような酷暑でしたが、民衆は連日行列を続けました。ある卒業生は、卒業時の礼服をわざわざ着て店の前で記念撮影していました。

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「姊妹花雞排」は3人の姉妹で営業されていました。今年40歳になる次女曰く、

「父親が事業に失敗し、最初は舟山路で朝食のハンバーガー等を扱う屋台を始めた。その後、「雞排(チキンカツ)」も加えたが、長い行列が出来た為、警察の取り締まりにより休業に追い込まれた。台湾大学の学生会のサポートにより台湾大学内に開店することが出来た。毎日10数時間営業していたが、数十年来慢性病が色々と出てきて、外部の人に店を任せるのも心配だし、最終的に休業を決定した」そうです。

台湾大学の卒業生で現在は社会人の董さんいわく、

「2回来てみたが、売り切れでチキンカツを食べることが出来なかった。今日は会社を休んでやってきた。3時間並んでようやくチキンカツにありついた。これから食べれなくなるのは大変残念。

もう一人の卒業生、蔡さんいわく、

「チキンカツは私のインスピレーションの源なんです。学生時代に色んな問題に悩んだとき、ここにチキンカツを食べに来て閃きを探したものです。」


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