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さて、この話の主人公は、自動車販売店で働く曾富苗(三十歲)さんと、去年11月に友人の紹介で知り合った英語塾で働く趙郁雯(二十七歲)さんです。

彼は彼女を驚かせてプロポーズしようとし、昨日休日だった彼女を、「会社までケーキを食べに来ない」と誘いました。お店に頼んでケーキに10数万元する1カラットのエンゲージリングを隠していました。

会が始まり、彼女の手元に置いたケーキが何と、別の女性の同僚に取られてしまいました。同僚の女性はケーキの中に「指輪」があるのを発見し、大きな声で「中獎了!(当たったわ!!)」と叫びました。彼女は業者が「吃蛋糕送鑽戒活動(ケーキを食べたら、指輪を進呈)」みたいな企画なんだと勘違いしていました。

彼は慌てて指輪を取り返し、彼女の前に跪いて、「請妳嫁給我!(結婚してください)」、「我要娶的人是妳!(私が結婚したいのは貴方です)」とプロポーズし、彼の計画がその場にいた全員に知れ渡ることになり、喜劇として幕を閉じました。

ケーキ屋さん曰く、「最初に依頼されたときは、衛生面の問題で断ったが、最後には彼の熱意に負けて製作したそうです。先ず指輪を消毒した後、指輪を入れた場所の上に小さな棒を立て、間違って食べることが無いように配慮した」そうです。