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2007年3月28日(水) 一面

台湾の故宮博物院の展示物の中でも非常に有名な「翠玉白菜」。翡翠で出来た白菜にバッタがとまっている置物ですが、翡翠の白から緑に自然に色が変わる部分を利用して彫刻された一品です。展示されて42年になるらしいですが、白菜の葉っぱの部分で0.5cm欠けている事が昨日明らかになりました。昨日の記者会見では博物院曰く「欠けているのは15年前から知っていた。但し、何時ごろから欠けていたのかは定かではない。恐らく60年前に中国から台湾に渡ってくる過程で欠けていたのではないか?」

毎度思いますが、何でテーマが白菜やバッタなのかと?  ある意味では中国の昔の芸術家の洒落心は素敵なのかも知れません。^^

今回記事を読んで、この宝物のいわれを初めて知りました。何でも1888年に「清光緒皇帝」に嫁入りした「瑾妃」の嫁入り道具だったそうです。白菜には2匹の昆虫がとまっており、子供に恵まれることを、又 白菜は后の純潔を表しているそうな。ははは。私の庶民的なイメージとは違う高貴な意味合いが込められていたようです。^^