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2005年5月19日(木) 一面
昔日本でも毒入りチョコレート事件がありましたが、似たような事件です。シアン化合物の毒入りの栄養ドリンクがコンビニ・スーパーに置かれていたようで、飲んでしまった人が1人死亡2人が重症で病院に入院中だそうです。その毒は専門家曰く、「毒中の毒」に類する猛毒で、米粒ひとつくらいで、10分~30分程度で人の命を奪ってしまうものだそうです。

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この事件がひどいところは、犯人は何とドリンクに「我有毒、請勿喝(毒入りにつき、飲まないように)」といったラベルを貼り付けていたそうです。そのナメタ行為にブラックユーモアを通り越して怒りをおぼえます。飲んだ人は、そのラベルを見ていたそうですが、「新手の宣伝」かと思って気にせず飲んでしまったそうです。

不特定多数を対象とした、このような事件で、顔の見えない犯人を表すのに、新聞では「千面人」との表現を使っていました。「誰だかわからない千面の顔を持つ者」くらいのニュアンスで使っているのでしょうか、初めて見る表現です。